♪私の好きな曲（その５）－Los Endos, Afterglow

Los Endos, Afterglow - GENESIS with Mellotron.

今回の私の好きな曲は「GENESIS」の「Los Endos」と「Afterglow」。
GENESISは「Phil Collins（フィル・コリンズ）」率いるイギリスのプログレッシブ・ロックのグループで、1970年代から世界で活躍しています。
1970年代のライブの最後は必ずこのAfterglow、Los Endosの順で最後を締めくくりました。
壮大なスケール感のあるこの2曲はエンディングには最適です。

ツインドラム・ツインネックギター。
「２つ」の「ツイン」が私の心に印象に残っています。
それ以上に心に残っているのが、「Mellotron（メロトロン）」。
「なんじゃ、それ？　メロンの親戚？」って思われる方もいらっしゃるかもしれません。

Afterglowの47秒目くらいからをよく聞いてみて下さい。
Phil Collinsの唄のバックに混声のコーラスの声が聞こえませんか？
ほとんど全編にコーラスの声が聞こえていると思います。

1970年代、人間の声を創り出す楽器はありませんでした。
アナログ・シンセサイザーでも似た音は創れましたが、完全な物は不可能でした。
今でこそ、デジタルサンプリングとか言って、人間の声をデジタル化して、コンピュータで細工して何でも出来る時代になりました。

このMellotronはキーボード（鍵盤楽器）です。
なんと、その鍵盤の数だけテープレコーダー（実際には再生のみ）を本体の中に持っていました。
そして、そのテープには実際の楽器の音・人の声を録音し、鍵盤を押すとそれが再生されました。
それで人間の声が楽器から出せた訳です。
但し、いくつかの難点があり、その１つに「テープの巻き戻し」がありました。
テープが最後まで再生されると巻き戻しの時間が必要でした。（１秒弱ですが・・）
その間は音が出ません・・・
すごい発想だと思いませんか？

また、これらの映像の中にもう一つ秘密があります。
ステージの上でカラフルなスポットライトが動いています。
これは「Vali-Lite（バリライト）」と言って、方向を自由に動かせるスポットライトで現在でも使われています。
これが初めて使用されたのは、GENESISのライブでした。

Afterglow (Live in 1980)


Los Endos


Posted by Tara - RosaLip Project.

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